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新入社員時代のしくじりから学ぶ成功への道

しくじり人生

新入社員時代に経験する失敗は、多くの人にとって避けられないものです。高い期待とプレッシャーの中で、初めての職場環境に順応しようとする過程で、思わぬトラブルや判断ミスが生じることがあります。本記事では、私が経験した新入社員時代のしくじりとして、研修指導員との喧嘩、配属の推薦を断る決断、労働組合の役員を安請け合いするといったことをご紹介します。いまだからこそ言えますが、これらの経験をしているときはつらく悲しい感情が強かったものですが、今ではこのようなことを通じて自分が成長してきたんだと思えるようになりました。

あなたが新入社員の方なら、つらいと思える経験をしている最中かもしれませんね。でもそれはあなたの成長に必要なプロセスなのかも?

またあなたが私のように定年後の生活を迎えるような方なら、これからの時代をしょって立つ若い方々にあなたの経験を伝えてあげてくださいね。もちろんそんな機会があれば、ですが。

新入社員時代の失敗の重要性

新入社員時代は周囲の人がどんな人かもわからず、失敗しないように緊張しすぎたりこころも疲れますよね。
でも失敗というと「いけないこと」と感じるかも知れません(私は強くそれを感じていました)が、今となってはそれがあったからこそ今がある、と思えるようになりました。

失敗という言葉の響きがよくないのかもしれませんね。
意味合いとしては失敗なのではなく、成長に必要なステップだったのではないかと思います。

植松勉さんの言葉を借りれば、「ただいま成長中!」だということですね。

新入社員としてのプレッシャー

初めての職場環境

新入社員として初めての職場に足を踏み入れる瞬間は、誰にとっても緊張と期待が入り混じるものです。新しい環境に慣れて新しい同僚と関係を築き、初めての業務に取り組むことで早くも大きなプレッシャーを感じることが多いです。この段階での失敗は避けられませんが、それが長期的な成長の土台となります。そう、それは失敗ではなく成長に必要なプロセスだと理解することが大切です。

高い期待と責任感

新入社員には会社や上司からの高い期待が寄せられます。この期待に応えるために、自己の能力を最大限に発揮しようと努力しますが、その結果、プレッシャーを感じすぎてしまうこともあります。失敗を恐れずに挑戦する姿勢が成長への第一歩となります。

失敗の経験がもたらす成長

失敗から学ぶ姿勢

失敗を経験することは新しい視点やスキルを身につける絶好の機会です。失敗を恐れずに受け入れ、その経験から学ぶ姿勢を持つことでその次に同じような状況に直面した際に適切に対処できるようになります。このプロセスが成長の元となります。

成長するための具体的なアプローチ

失敗から成長するためには具体的なアプローチが必要です。まずは失敗の原因を冷静に分析し、自分の行動や考え方を見直します。その後、同じ失敗を繰り返さないための対策を立てて実行に移すことが重要です。失敗を前向きに捉え、改善に努めることで、より強い自分を築いていきましょう。繰り返しになりますが、失敗を失敗ととらえずに成長に必要なプロセスととらえることが大切です。なかなかむつかしいことですが、そのように意識を持つことが大事です。

研修指導員との衝突

衝突の原因と背景

このように指導する立場の人と指導される立場の人が衝突するのは立場や見えている景色が異なることに起因することが多いです。立場の違いは大きいのです。特にこのような研修の指導員としては管理職手前の人が当たる場合が多く、新入社員とは経験年数が異なるため意見が食い違うのは当然のことなのです。

意見の食い違い

研修指導員との衝突の多くは、意見の食い違いから生じます。新人と指導員の間で、業務の進め方や目標に対するアプローチが異なるためお互いの主張がぶつかり合うことがあります。このような状況では冷静にお互いの立場を理解した上で、共通の目標を見つけることが大切です。この時に大切なことはお互いを理解すること、です。経験豊富な指導員の方は自身が新入社員だったころのことを思い出して欲しいのです。新入社員の人は経験も少ないので自信が管理職レベルだったらどうするか?などとはとても考えにくいでしょう。でも、できる限りそんな立場になったときにどのように感じるのかを考えてみることは必要なことでしょう。

コミュニケーションの難しさ

コミュニケーションの難しさも研修指導員との衝突の一因です。新人はまだ職場の文化や指導員の期待を理解しきれていないことが多く、誤解が生じることがあります。誤解というよりも理解できないのです。そんな時に指導員の方は相手が職場の文化が理解できていないことをわかったうえで適切なコミュニケーションスキルを身につけておくことでこうした衝突を避けることができます。新入社員の方はできるだけ指導員の立場を理解するように心がけておくことが大切です。

喧嘩の結果とその後の影響

職場での孤立感

指導員との喧嘩は職場での孤立感を生むことがあります。特に新入社員にとって、信頼関係が築けない状況は大きなストレスになります。私の新入社員時代の経験では、上司と議論を始めて一時間ほど経過したときでした。最初に私がとっていた立場を時間が経過すると上司がその立場になり、私が当初の上司の立場で話をしていることにお互いが気づいたという経験があります。その後、この上司とはよく理解しあえるようになったものでした。このよな経験を通じて、自分のコミュニケーション方法を見直して改善する機会にもなるのです。

反省と改善の道

喧嘩のあとは、その原因をみつめることによって改善することを考えることが重要です。喧嘩の原因を分析し自分の行動を振り返ることで、また同じ状況に直面した際により良い対応ができるようになります。このプロセスを通じて自己成長を遂げることができます。

配属の推薦を断る決断

推薦を断った理由

自分のキャリアビジョンとの違い

推薦を断る決断は、自分のキャリアビジョンとの違いを感じたためです。私は一応理工系の出身でしたので、技術部門の仕事を希望していました。しかし研修期間の指導員との対応などをみて営業部門の仕事が向いていると判断されたのかも知れません。後から感じたことですが、長期的な視点で見た場合には推薦された部署が自分の特性にはあっていたと感じたこともあります。しかし、当時は私が目指す方向性と一致しないと判断したので断りました。でも私の技術部門での経験は私にとっては有意義なものとなりました(と私は思っていますが・・・)。このような新入社員時代の決断には勇気が必要ですが、自分のキャリアにとっては重要な一歩となっています。

自信の欠如と不安

推薦を断る理由には、自信の欠如や不安も影響します。新しい役割に対して自信が持てず、うまくやれるかどうかの不安が大きい場合、このような決断に至ることがあります。しかし、新入社員の時には自分は仕事の経験がないのでその立場での判断はできませんが、これまでの自分の経験や学科の好き嫌いを通じて自分の強みと弱みを見なおし、判断することはできます。そのような経験を積み上げていくことで成長していくのです。

推薦拒否の影響と学び

周囲の反応

推薦を断った際、周囲の反応も考慮する必要があります。同僚や上司からの期待に応えられなかったことに対してのフィードバックを受け入れ、今後の行動に活かすことが重要です。新入社員のころはいろいろと経験しておくことが大切です。中でも「自分がやりたい!」と思っていることは経験しておきましょう。その経験の結果を分析し、自分の将来の方向性を決めていく大きな判断基準になります。またこうした経験を通じて自己理解を深める良い機会となります。

自分の成長と見直し

私はこの推薦拒否の経験を通じて、自分の技術者としてのキャリアビジョンを貫きとおすことができました。もっとも推薦された仕事を受け入れていたとしても、それが自分の人生を大きく変えたとも思えません。仕事の成果は異なるものであったと思うので、その達成感や成長のプロセスは異なったと思いますが、自分のこころの成長には大きく変わることがなかったのでは?と今となっては感じるのです。推薦を断ったことが失敗だったかどうかはわかりmせんが、人生のこのような節目で自分が決断することのきっかけにはなったと感じています。このように、自分で考えて決断することが大切だと感じるきっかけになった出来事でした。

労働組合の役員を安請け合い

安請け合いの背景

なぜ引き受けたのか

労働組合の役員を安請け合いした背景には、私の基本的な性格があったと思います。幼少期から学生時代にかけての私の価値基準に、「よい子でいること」があったのです。つまり、人から頼まれると断ることができない、そんな性格だったのです。そのため、この役員要請を断ると嫌われるのではないか?という気持ちが働いたことは事実です。

では、配属先の推薦を断るのは「頼まれたこと」を断ったのでは?と思われますよね?
でも、配属先を決めるときって、多くの新入社員がそのような経験をしたわけではなく、そのような要請をされた私はまれな存在だったのです。そのことが私に「断る勇気」を与えてくれたのです。周りの多くの新入社員がその夜な経験をして、多くの人が配属の推薦を受け入れていたのなら私の行動も変わっていたかも?

また労働組合の役員経験は仕事を進める中で経験できるものではないこともあって、やってみようという気持ちも強かったことは事実です。しかし、この決断が自分にとってどれだけの負担となるかを十分に考慮しなかったことが後の問題を引き起こします。

その時の心情

役員を引き受けた当初は、期待感と責任感でいっぱいでした。しかし、実際の役割の重さや業務の多さに直面したとき、その決断がいかに軽率であったかを痛感することになります。この経験から、慎重な判断の重要性を学びました。とはいえ、先のことはわからない。決断する時には将来起こることに対する対策まで考えることはむつかしいもの。したがって、決断の際には何が起こっても前向きにとらえる覚悟を持ってすることが大切です。

組合役員活動の実際とその負担

実際の活動内容

組合役員活動には、通常の業務に加えて多くの会議や調整業務が含まれます。これにより、業務時間が圧迫され、ストレスが増加することになります。役員としての責任を全うするためには、高いスケジュール管理能力が求められます。特に私の時代の労働組合の活動の多くが政治活動に割かれていました。自分たちの要求を実現するためには社会の変革を求めることも多く、その実現には制度・政策を変えていくことが大切な時期だったのです。そのために、市会や県会、そして国政に仲間を送り出すことが重要な活動となっていました。

負担とストレス

そのような組合役員活動の負担は大きく、ストレスも相応に増加します。特に平日は仕事をこなしながらの組合役員活動は仕事の休日に取り組むことが多くなります。会社に対して労働時間の削減を要求しながら自分の活動時間は自分と家族の時間を削ることになりました。結果、仕事では自己の業務効率が低下することになり、家庭においても後に離婚の原因の一つになったことも事実です。このような経験から、自分が何をするのかわからない事柄に関しては、安請け合いせずに自分の能力や時間を考慮した上で慎重に決断することの重要性を学びました。

失敗から学ぶ教訓

失敗をどう捉えるか

失敗のポジティブな面

失敗をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブな面を見つけることが重要です。つまり、失敗は新しい学びや成長の機会であると捉え、自分のスキルや知識を向上させるチャンスとして活用する気持ちが大切です。

教訓を活かす方法

失敗から得た教訓を活かすためには、その原因を分析し、後で同じ状況に直面した際の対応策を考えておくことで成長に繋げることができます。でも起こったことを失敗と考えるかどうかも大切なこと。失敗ではなく、成長に必要な機会だったととらえて、次にどう活かすかを考えましょう。

失敗を糧にするためのステップ

反省と自己分析

このように失敗を糧にするためには反省と自己分析が不可欠です。自分の行動や思考を振り返り、何が間違っていたのか、なぜ間違ったのかを分析することで、次回に活かすことができます。

次に活かすための計画

次に活かすための計画を立てることが、成長の鍵となります。具体的な目標を設定し、その達成に向けたアクションプランを作成する際に今回の分析を役立てましょう。このことで、失敗だと感じたことを成功のステップに変えることができます。

まとめ

新入社員としての失敗の価値

新入社員としての失敗は、長期的なキャリアにおいて非常に価値のある経験です。失敗を通じて学んだことは、将来の成功への礎となります。失敗を恐れずに挑戦し、その経験を成長の機会として捉えることが重要です。

でも誰も失敗しようと思って失敗するわけではありません。だから失敗したと考えるのもつらいこと。だけどつらいことなので次にはうまくやるように気をつけるというもの。また失敗することもそんなに多くあるわけではありません。ある意味、貴重な経験なので大切にしましょう。

成長のための教訓とステップ

失敗から得た教訓をもとに、成長のための具体的なステップを踏むことが大切です。自己分析を行い、次に同じことが起こったとしても成果を出すための機会とできるように、これらの経験を次に活かすための施策を持つことが自身の成長につながります。結果、そのあとの人生を充実したものとして過ごすことができるのです。

あなたが新入社員に近い方で、何か失敗したと感じることがあったとしてもそれはあなたが人生において成長するための機会だ、成長に必要な機会だととらえるとよいでしょう。

またあなたが経験豊富な会社人生を卒業する立場におられるようでしたら、失敗にふさぎ込んでいる若い方に向けてあなたの言葉を投げかけてあげてください。

大丈夫、「ただいま成長中!」だと。

こんなお話を聞いても、当該の新入社員や若い社員の方は理解はできても納得できないこともあるかと思います。
そんな時は誰かに話を聞いてもらうことが大切です。
あなたが定年をまじかに控えた方ならぜひそんな若い社員の方のお話を聞いてあげてください。

人生を輝かせるために個性を磨きましょう!

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