この時代における日本の弱点

今思うこと

今年の6月には日大アメフト部の「危険タックル」の問題が、

そしてそれ以外にもレスリング協会やボクシング連盟の

不祥事があいついで明らかになってきました。

その構図はトップに権力が集中することによる

独裁支配だったと思います。

日大の当該選手、つまりは実際に危険タックルを実行した

日大の選手の記者会見は見事でした。

被害を受けた相手選手やその関係者に謝罪し、

自分が行ったことの罪の深さを認め

今後の自分の進むべき道を潔く語ってくれました。

それに引き換え、トップを務める大人たちの対応と

言えばお粗末極まりないものでした。

考えてみれば

ここ2年間くらい、森友問題だ、加計問題だと

安倍総理のその場しのぎの対応が目に余っていましたが

まさしく安倍総理の対応が日本の指導者層の対応と

重なって見えたのは私だけではないでしょう。

日本の指導者層は20歳の彼を見習うべきです。

私がサラリーマン時代に学んだ中のひとつに、

クレームに対しては真摯に対応すべし。

というのがあります

起こってしまったことを嘆くより自社内部で

再発防止を考えましょう。

迷惑をかけたお客様に対しては真摯に対応すること。

それは、

まず最初に責任者がお客様に頭を下げることから始まるのです。

それに比べて政府や省庁の答弁をみていると自分を正当化

することしか考えていないのでは?と感じることが多いです。

日大の当該選手の会見は私の心に響きました。

なんといっても、彼は監督やコーチの悪口を一言も発しませんでした。

自分の犯したことだけにフォーカスしていたのです。

何度も言いますが、非常にさわやかでした。

他人を批判する言葉を耳にするのはなんかイヤですよね。

そういう意味では私のこのブログもよくないですね!

反省です。

他人様のことを批判するよりも、自分の行いを振り返る、

私が昔、祖母からよく聞かされていた言葉を思い出しました。

「他人のフリみて我がフリ直せ」

日本のいいところは「家族的」なところだと思います。

でも、それが行き過ぎると

「身内は徹底的に守る」

ことになります。

いくら身内でも悪いものは悪いのです。

それを明確に指摘できるのも身内しかいないと

思うのです。

良いところは継承し、悪いところは改善していく、

それが「人が生きている」証なのではないのでしょうか?

業務面ではトヨタさんをはじめとする「カイゼン」と

いう言葉が日本企業の代名詞となっています。

しかし、人としての行動やこころの問題を「カイゼン」する

風土は乏しいのかも知れません。

それは「推してしるべし」という文化なのでしょうか?

人に指摘されるのは恥ずかしいことで、

その前に自分で気づいて対処すべし!

という基本的な考え方があるのかも知れませんね。

そういいう意味では日大の当該選手は

それを実践したのだと思います。

恐らく親御さんからの意見もあったでしょう。

しかし、最後に決断したのは彼自身だと思います。

だれかが作った文章だったかも知れません。

しかし、記者とのやりとりへの対応からは

彼の素直な思いが伝わってきました。

大切なことは文字ではなく気持ちが伝わるということです。

こうやって私も文字を書いていますが

果たして”気持ち”が伝わっているのかどうかは

疑問な点もあります。

レスリング協会やボクシング連盟の中にも

日大の当該選手に匹敵するような心からの

発言は見られません。

恐らく今起きている現象は

スポーツ界に限ったことではなく

日本全体の組織がそのようになっていると

いうことなのでしょう。

一部の人間が支配している構図は。

表に出るスローガンは形骸化し

過去の流れを踏襲することで日本という

組織を維持してきた日本の弱点が

露呈したものと思われます。

大人になるということがこんなことなのか・・

と子供たちに少なからず失望感を与えたことでしょう。

私をはじめとする大人たちは

今一度、人間としてどうあるべきかを

自問自答しなければならないと思います。

私も定年退職した身として

会社人としてではなく社会人としてどう生きるべきかを

考えて行きたいと思います。

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